素材について
天然石

天然石には、クラックやインクルージョンが含まれているものも多くあり、それが魅力のひとつともなっていますことをご理解頂きますようお願いします。また、水分や汗、日光に弱いものも多く、褪色や変質の原因となることもありますので、お取り扱いにはご注意ください。

商品ページ内に記載してある石のグレードは、仕入先の表記に準じております。
ですが、実はこのグレード表記には正式な基準がありません。それぞれの店舗、仕入先によって基準はまちまちです。そういった理由で、グレード表記はなくそうとも考えましたが、お客さまの選択基準のひとつになるものなのかもしれないと思い、表記を追加致しております。

シルバー925

925というのは銀の含有率のことで、シルバー925には92.5%のシルバーが含まれていることを表します。残りの7.5%は銅などの金属です。
銀100%にしない理由は、強度に問題があるからです。純金が柔らかいことをご存知の方も多いかと思いますが、純銀もそのままではアクセサリー等に使うには少し柔らかいため、ごく僅かな銅などを加えて強度を高めています。
欧米のシルバー製品には「STERLING SILVER」と刻印の入っているものがありますが、これもシルバー925と同じものです。

ただし、シルバーですから変色はしますので、ご使用後は汗や皮脂などを拭き取り、なるべく空気に触れないようにジッパーのついたビニール袋などに入れて収納して頂くと、変色を極力抑えることができます。

14Kゴールドフィルド

14Kゴールドフィルドは、金メッキではなく「金貼り」です。
ベースとなる金属の1/20以上の重さの金を熱で圧着させたもので、ミクロン単位で付着している普通のメッキを100回かけると同等の厚みがあるそうです。そのため、通常のアクセサリーとして使用するうえでは、下の地金が出てくることはほぼありません。また、見た目も金メッキより、深く落ち着いた金色で高級感があります。

国内のジュエリー、高級アクセサリーは18Kが一般的ですが、欧米では14Kやこの14KGFがよく使われており、アンティークの14KGFアクセサリー等も存在するようですので、お手入れ次第では一生ものの素材です。
使用後、何もせずに置いておくと酸化し黒ずみ等の変色がありますので、柔らかい布でそっと拭き取ってからジップ等のついた袋などに密封保存してください。また、ジュエリー用のクリーニング剤で定期的に洗浄して頂くことをお勧めします。

ヴェルメイユ

ヴェルメイユはシルバー925を10K以上のゴールドで覆ったもので、通常の厚メッキの厚さ約0.01ミクロンに対し、ヴェルメイユのゴールドメッキは2.5ミクロン相当の厚みがあります。
シルバーはどうしても硫化し黒ずみが出てしまいますので、それを抑える目的もあったようで、高価な装飾品に用いられた宝飾技術です。シルバーのずっしりとした重厚感とゴールドの華やかな高級感を兼ね備えた、本物の存在感を楽しめる素材です。

ゴムブレス

ゴムブレスに使用しているゴムは、オペロンゴムという繊維状になったポリウレタン製です。経年劣化しても一気にパチンと切れることは少なく、毛羽立つように細くなっていきますので、万が一の場合でも石の飛び散りを極力避けることができます。
0.8ミリの楕円形ゴムですので、8~6ミリ玉(ビーズの穴は通常1ミリ~1.2ミリ程度)の場合は2本取り、10ミリ玉の場合は3本取りで作成しております。

結び目を接着剤等で固めることはしておりません。固めた周囲により多くの負荷がかかってしまうため、ゴムの結び目は石の中に隠してあるだけです。使用中に出てきてしまうことも多々ありますので、その際は押し込み直してください。